サポートセンター西明石

　私が本格的に、NPO法人居場所で仕事を始めたのは、今から20年近く前でした。かがやき神戸に通っていましたが、農作業をしていて野菜を収穫して、原付で帰る最中に車と接触事故があり、西明石で通える作業所を探していた頃、西明石の駅前にサポートセンター西明石がある事を思い出して、見学に行きました。その頃の時給は、佃煮作業が90円、その他の作業が70円でした。事務所も古くて、急な階段を男性は佃煮の箱を3つ持って上がり、女性は2つ持って上がるという作業でした。それで、みんなで佃煮をパック詰めして、男性がそれを車に積み込む作業がありました。それで、センター長が階段落ちをして、腰にコルセットをまく事になりました。これは危険だという事で、１階もしくはエレベーターの付いた物件を探す事になりました。私は、休日返上で西明石の物件を手当たり次第に探しました。何十件と候補を見付けて、今の物件にたどり着きました。それで、佃煮を保存できる冷蔵庫を助成金で購入してから、サポートセンター西明石の収入が安定して、今の様に居場所グループが発展しました。

　これは、メンバーさん、そして、スタッフ、様々な人達の努力があっての事です。世の中は、人手不足で、大変な時を迎えています。昔に比べて、私達を取り巻く環境も変わりました。これ程、変わるとは当時、想像する事も出来ませんでした。現在は、時給も上がり、様々な制度を利用して私達は生活しています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひまわり君