カーネーション、そして、私の場合

　カーネーションの再放送を見ているうちに続けてみたくなって、NHKオンデマンドで一気に最初から最後まで何日かに分けて見ました。自分のファッション業界時代と重なるところもありました。私の場合、母の影響が大きかったと思います。小さい頃から母がミシンや編み物、刺繍などをするのを見て横で生地のハギレをもらって遊んでいました。最初に作ったのは親戚の赤ちゃんのエプロンでした。絵をかいたりするもの好きでした。糸子も様々な経験、出会いを重ねて成長していきます。そのなかで、様々な試練もあります。まだ、カーネーションの再放送は、最初の方なのでネタバレになるといけないので、後は見てからのお楽しみです。

　私の父は現在87歳です。緑内障から失明して、現在は家でリハビリを受けながら生活しています。82歳の母が父の目の代わりになって病院に連れて行ったりしています。父は心臓ペースメーカーも入っているので循環器科にも通っています。私は父のおかげで冠攣縮性狭心症を早い段階で発見する事が出来ました。今の病院にたどり着いたのも父のおかげです。私は様々な経験をしました。健康の大切さをしみじみ感じた事は数えきれない程あります。車椅子で生活した事もあります。寝たきりの時もありました。でも、大切な事は諦めない事と、出来ない理由を探すよりも、発想の転換が大切だと思います。自分の力で出来ない事があるとすれば、誰かの知恵を借りるか、出来る所まで自分でやって、後は様々な人とのつながりを使って、分かりやすく伝える努力をして、自力と他力を使い分ける事です。他力本願とは相手に丸投げするのではありません。病院で例えると、医者・看護師・薬剤師・ソーシャルワーカー（精神保健福祉士・社会福祉士など）・介護福祉士・栄養士・保健師・看護助手など、様々な人がいます。会社でも様々です。それぞれの人がそれぞれの役割を担っています。誰一人かけても出来ません。人とは支え合って出来ているのだなと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひまわり君