会社・組織、そして、人材
会社や、組織には、様々なタイプの人間がいた方が良いといいます。それは、将棋の駒に様々な種類がある様に、飛車・角があるから詰められるかと言えばそうではありません。将棋のプロになると、飛車・角を切って詰め駒と変えて勝利する事が多々あります。将棋で一番、怖いのは「歩」といいます。「歩」は、相手の陣地に入ると、成金になります。その駒で相手の重要な守りを崩していくのが私の父の得意技です。その手によく泣かされました。でも、その成金は私の手に入ると「歩」なのです。しかし、「歩」がない為に負ける勝負もあります。相手の攻撃をはじめに防ぐのは「歩」です。将棋のプロになると、位の高い駒を捨てて「歩」を取る対戦もあります。「歩」のない将棋は負け将棋と言います。将棋は誠に深いゲームなので私にも分からない事が沢山あります。
また、会社の上司がある興味深い話をしていました。私はその上司に「 私は、A部長ほど大きな歯車ではないので、それは出来ません。」と言いました。すると、A部長は「 ひまわり君、お前は自分の事を小さな歯車だと思っているかもしれないけど、どれだけ小さな歯車も大きな歯車を動かしているからな。また、油をささないと部品は錆びるから潤滑油も大切なんやで、ひまわり君はムードメーカーやから、会社にはなくてはならない存在やで、自分にもっと自信を持ちなさい。」と言われました。私は転職したばかりで、その会社の仕組みと仕事を覚えないといけない時だったので、その言葉は私を救ってくれました。
私の人生に無駄なものは何もありませんでした。遠回りしたな? 何かもっと別の生き方はなかったのかなと思った事もありましたが、ピアサポーターにとっては、そのすべての経験が大切な体験になるそうです。体験を語る事が出来るのは経験した人が一番です。この病気の体験や社会での経験は私の宝です。これからも、様々な人と一期一会を重ねて良き人間関係を築きたいと思います。
ひまわり君
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