私の空白の時間(時薬・人薬)
私は池乃めだかさんや間寛平さんが大好きです。また、漫画ではクレヨンしんちゃんが大好きです。今から30年ぐらい前に、うつ病で苦しんでいた時、彼らは私にとって、とても重要な存在でした。その時ほど笑いが人を救うという事を真剣に考えた事はありませんでした。お笑いは病気の事を忘れさせてくれる存在でした。
また、オリンピック選手を代表とするアスリートの人達は、人間の限界に挑戦する事の素晴らしさを教えてくれました。メダルをつかみ取った選手と、惜しくもメダルに手が届かなかった選手もいますが、そのすべての人達が私に勇気をくれました。私は学生時代に水泳をしていました。それほど優れた選手ではありませんでしたが、スポーツの素晴らしさは知っています。
また、それまで、あまり見ていなかったドラマをたくさん見た時期でもありました。俳優達の真剣な演技に心を踊らされました。様々なドラマ・映像を見ました。また、音楽もたくさん聴きました。それまで、自宅と会社の往復でほとんどの時間を過ごしていたので、遊んで暮らすのは、これが初めてでした。それは、月に一度、月命日で私の家に来てくれていた御坊さんに言われた事がきっかけでした。「 今がいちばん大切な時期です。じっくりと時間をかけて治して下さい。」当時は精神疾患には様々な偏見がありました。精神分裂病という名前の病気がその代表でした。ひまわり君は頭がおかしくなったという人もいました。それから、様々な経験をして回復していきました。かなり遠回りをした様に思いますが、それがかえって良かったのかもしれません。
結局、時が解決するのだなと思います。時薬・人薬とよく言いますが本当にそうだなと思います。これからも、ひとつひとつの事にじっくり時間をかけて生活していきたいと思います。
ひまわり君
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